船  体

ビスマルク ティルピッツ
基準排水量 41,700英トン 42,900英トン
満載排水量 52,600トン <*>  
全   長 251m
全   幅 36m
喫   水 10.2m 10.6m
<*> Compton's Interactive Encyclopediaによる。
 排水量は条約をかなり超過しています。また全長に比べかなり幅が広いのが特徴で,このため安定性が良く砲の命中精度にも好影響がありました。

 ビスマルクの艦重量に占める装甲鈑の重量比は約40%と諸外国の戦艦に比べ相当高いのですが(大和級では33%),これは主砲を小さくしたほかに,高性能な主機,装甲鈑を強度部材として活用したこと,軽量化に有利な溶接構造を多用したことなども影響しています。当時の日本海軍は技術の不足により溶接を限定せざるを得なかったのに対し,ビスマルクは90%以上が溶接でした。また第2次大戦時の戦艦には珍しく,2層防御方式を採用しています。

 ティルピッツは基準排水量がビスマルクより1,200t増加していますが,この他に燃料搭載量も880t増加しているため,満載状態ではビスマルクより2,000t以上も大型でした。


参考資料
1) 

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